1975-11-12 第76回国会 参議院 本会議 第11号
原子爆弾の持つ瞬時性、無差別大量性、総合性及び持続性という本質は、普通爆弾による被害をはるかに超えることは明らかであります。国家補償の原則に立つ本法案を提出した真意はすでに趣旨説明の際にも触れられておりますが、再度発議者よりその見解を明らかにしていただきたい。 第二は、一般戦災者に対する対策についてであります。
原子爆弾の持つ瞬時性、無差別大量性、総合性及び持続性という本質は、普通爆弾による被害をはるかに超えることは明らかであります。国家補償の原則に立つ本法案を提出した真意はすでに趣旨説明の際にも触れられておりますが、再度発議者よりその見解を明らかにしていただきたい。 第二は、一般戦災者に対する対策についてであります。
伊東参考人は、原爆の本質は瞬時性、無差別大量性、総合性及び持続性にある、そして命と暮らしと心の被害ははかり知ることができない、こう陳述をしております。私は、被爆者のこの肉体的、精神的、社会的さらに生活的な苦悩というものは普通爆弾による被害者と大いに異なるものがあると思うのであります。
○柄谷道一君 裁判の問題は御専門ではないので以上で置くとしまして、田沼参考人は伊東参考人が述べられた原爆の瞬時性、無差別大量性、総合性、持続性、そういう本質を支持しながら、その狂暴性と被害者の心の被害というものにかんがみて、一般戦災者とのバランス論、国との身分関係論、社会保障の枠内論ということに対して反論をされまして、国家補償的立場をとることが妥当であるという参考意見を述べられたわけでございますけれども